
一イングが悪いぞ」と監督に言われたら、そのブロックヘ行って練習できる。「バッティングがちょっと調子悪いな」と思ったら、ティーバッティングにいける。全体練習の中でも個人練習ができるようになりました。 また、資料(2)は学年に応じた練習内容です。1年間を3期に分けました。第1期4月から6月というのは、郡市大会・県総体までの活動期間であります。第2期7月から10月までは新人戦。第3期は、雪が50センチから60センチ降っているという状態であります。この練習は、当然、屋内に入りまして体力づくりの大切な時期になります。都合3期に分けて、子どもたちと一緒に計画を立てました。今までずっと自分の経験だけで、子どもたちに一方的に「今日はこの練習だよ」「この練習でやっていこう」とか言ってきましたが、それをこういうふうに子どもたちに提示し、いっしょに考えて行いました。 ? 週ごとの「めあて」の設定と反省 生徒は、部活動ノート「心技体知」というノートを使用。野球部の監督がこういう言葉が好きで、これを使用して週ごとの「めあて」をもち、練習に取り組み、1週間の練習と土・日曜日の練習試合の結果を反省し、次の週の「めあて」をもつことになります。補充資料の野球部記録ノートを見て頂きたいと思います。わたしの目標では「一刀一心」と意味の分からないことを子どもたちが書いています。一つのことを心を込めて行う彫刻の世界のようなものですが、こういう自分の大目標をもってやってました。続いて年間活動計画、6月までです。2頁めには私のめあて「気合でおす」「フットワーク。のびる送球」と書いております。3頁めには、部活動計画練習表をのせています。 ? 体力測定とカードの記入 これは、先生方もされていると思いますが、特に冬のトレーニングの大きな目標にさせたいと考えてやっております。 ? ミーティングにおける全体の目標の確認と活動反省 雨の日を利用しまして、いろいろと監督と我々と子どもたちと一緒に何とか学んで行きたいと思っております。 以上がこれまでの野球部の取り組みです。 (3) 成果と課題 練習場の工夫と学年練習内容の工夫の反省と成果ですが、一番よかったと思うのは、学年練習です。学年練習というのはフェアグランド以外で上級生をリーダーとして参加させることによってレギュラーにならなくても、「私はみんなと一緒にやってきた」「後輩を教えることができた」と、自覚とプライドをもち意欲的に活動できるといういい面があったように思われます。次に課題でありますが、取り組んで間もないということで、いろいろ担当者としても迷っている状態です。子どもたちも今後の課題としていろいろなことをあげております。 3 女子バレーボール部の取り組みについて
(1) テーマに迫るために バレーボールは理科の先生が担当しておりますので科学的な活動ということで、かなりそういう面に力を入れています。部員数35名と野球部とは人数的に大分違いがありますと紀要の52頁に書いてあります。少人数であるがために、技術面・精神面で互いに磨き合うという点で希薄になってしまうことがあり、練習方法を十分に考えより質の高い練習になる工夫を重ねていかなくては、主体的に生き生きした活動にはならないのではないかと考えています。 (2) 具体的活動内容 ? ファイル学習 個人ノートの活用面で特に述べておきたいのは52頁の最後の行でありますが、最後の大会を終えた3年生は受験期に入るまではそれぞれが個人ノートをファイルするとありま
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